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2003年12月10日(水) 10時22分

ダウンロード曲「99セント」は妥当かZDNet

 米ロサンゼルスで12月8日、レコード業界とハイテク業界の幹部が出席してiHollywood Forum主催のカンファレンス「Music 2.0」が開かれた。講演では両業界とも、ダウンロード音楽の標準となった99セントの価格に触れた。

 批判的な向きは、消費者の間で音楽ダウンロードが定着して大量に販売されるようになり、レコード会社にとって大きな収入源となった場合、この価格は引き下げる必要があると指摘している。しかしレコード会社側は、これ以上引き下げる余裕はないとの姿勢だ。

 Universal Music GroupのeLabs部門副社長デビッド・リング氏は「最初からこの金額は非常に少ない。われわれが利益を上げ、アーティストが生活するために、99セントでもっと多くのシングルを販売しなければならないことは、既に大勢の理解が得られている」と語る。

 レコード会社とハイテク企業の関係は、現在でも緊張は続いているものの、この1年で目に見えて改善されたことは明らかだ。年末商戦突入に当たり、多数のサービスが大手音楽会社と手を結び、初のデジタル音楽ダウンロード販売や、有料オンラインサービスに乗り出している。

 ハイテク企業側は、レコード会社が価格とコピー制限に関してもっと柔軟になるべきだとの見方だ。レーベル、アーティスト、音楽パブリッシャーは、ほかでは手に入らなくなった昔の楽曲を優遇価格で提供したり、コンシューマーの頻繁な購入を促すことで価格を引き下げて、利益拡大につなげられる可能性があると、ハイテク企業の幹部は述べている。(ZDNet)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031210-00000019-zdn-sci