県警ＨＰに事故多発５０交差点地図クリック→事故の詳細を表示（東京新聞）

2003年12月09日(火) 00時00分

　県内の交通事故による死者が全国的にも最悪の水準で増え続けていることから、県警交通企画課は８日から、昨年の交通事故発生件数ワースト５０カ所の交差点を県警のホームページ（ＨＰ）に掲載し、ドライバーに注意を呼びかける。　（末松　茂永）

　掲載するのは、信号機を設置した交差点のうち事故が多かった五十カ所。交通量の多い国道１４号、６号に集中している。最も多いのは千葉市美浜区稲毛海岸四の国道１４号交差点で、死亡事故はないが、重傷事故二件を含む二十一件を数えた。次に多いのが柏市柏の国道６号交差点の十八件だという。

　ＨＰでは、これらの交差点をクリックすると周辺地図が表示される。さらに地図上の赤丸印をクリックすると、事故の詳細情報が見られる仕組み。

　同課によると、交差点の事故の発生件数は、全体の約半分を占める。交差点で事故を招く原因の大半は左右の安全不確認だといい、事故が多発する危険個所を知らせてドライバーに注意を促すことにした。

　交差点の構造に目立った事故原因はないが、道路を管理する国や自治体に情報を提供して、道路改良など効果的な交通安全対策を進める狙いもあるという。五十カ所の交差点のほか、すべての事故の発生件数順に市町村、路線名も並べ、事故形態も詳細に載せる。

　同課は「ＨＰから交通事故の情報を入手し、交差点ではもちろんのこと、ほかの場所でも注意して運転してほしい」と訴えている。

　県警のＨＰアドレスは、http://www.police.pref.chiba.jp/

悪のニュース記事