2003年12月09日(火) 10時16分

交通安全協会名乗る不審電話に注意して　小諸市で相次ぐ（中日新聞）

　【長野県】交通安全協会の調査と偽り、従業員の名前や生年月日を聞き出そうとする不審な電話が、小諸市の会社などに相次いでいる。同協会ではこうした調査は行っておらず、小諸署は何者かが個人情報を入手のために電話しているものとみて、注意を呼び掛けている。

　同署によると、不審な電話は１１月下旬ごろからかかり始め、これまでに約１０件の届け出があった。電話は交通安全協会を名乗り、「若者の事故が頻発しているので、防止活動をしている」としたうえで、アンケート名目で従業員の名前、住所、生年月日などを聞き出そうとする。実際に回答した人もいるという。

　電話の声は男女で、３０−４０代とみられる。不審に思った会社から、小諸交通安全協会に問い合わせがあり発覚した。

　同協会は「電話で個人情報を聞くことはありえない」としている。個人情報は「おれおれ詐欺」や、身に覚えのない債務取り立てなどに悪用される恐れもあるため、小諸署などは、広報紙などで注意を促していく。　（上野　実輝彦）（中日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031209-00000001-cnc-l20