2003年12月09日(火) 15時17分

生保元所長に懲役５年　架空の投資話で詐欺（共同通信）

　架空の投資話などで多額の現金をだまし取ったとして、詐欺と窃盗の罪に問われた旧セゾン生命保険（現ＧＥエジソン生命保険）の元営業所長森川和弘被告（３７）の判決公判が９日、熊本地裁であり、松下潔裁判官は懲役５年（求刑懲役６年）を言い渡した。
　松下裁判官は判決理由で「被害額は極めて多額で、巧妙かつ悪質な犯行」と指摘した。
　判決などによると、森川被告は１９９９年５月から約３年間で、熊本市の会社員男性ら１７人に対し「もうけ話がある。保険会社も預金を始めた」などとうそをつき、現金計約９８００万円をだまし取った。また２００１年１２月、顧客からだまし取ったキャッシュカードで現金１０００万円を引き出して盗んだ。
　森川被告は配当金として計約３４００万円を被害者に支払ったが、判決は「発覚を免れるために行った」とした。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031209-00000129-kyodo-soci