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週刊誌報道に端を発した盗聴疑惑は、東証一部上場企業のトップ退任へと発展した。
武井容疑者は警視庁捜査二課の調べに対し「自分が盗聴を指示した」と容疑を認める供述をしており、捜査二課は盗聴対象者が計１２人に上るとされる事件の全容解明を進めている。
調べでは、武井容疑者は元渉外担当の中川一博容疑者（４２）らに指示し、２０００年１２月から０１年２月にかけ、東京都世田谷区にあったジャーナリスト、山岡俊介さん（４４）の自宅の電話回線に盗聴器を仕掛け、通話を録音させた疑い。
武富士の盗聴事件で、会長の武井保雄容疑者が「すべて私が指示し、全責任がある」と、逮捕容疑以外にも一連の盗聴についての指示を認めていることを８日、同社社長が記者会見で明らかにした。