2003年12月08日(月) 11時44分

ＪＲ東海を特別監査　写真メールで中部運輸局（共同通信）

　東海道新幹線の運転士（４２）が運転中に私用の携帯電話で写真メールを送っていた問題で、国土交通省中部運輸局は８日、安全運行の管理不足で乗客の信頼を損ねたとして、鉄道事業法に基づき運転士が所属するＪＲ東海（名古屋市）名古屋運輸所を特別監査した。中部運輸局は数年に一度同社を定期的に監査しているが、特別監査は初めて。
　ＪＲ東海によると、名古屋運輸所は、新幹線運転士に対し乗務前の点呼などを行い、運輸所内の掲示板に乗務中の携帯電話使用を禁じる文書を張り出していた。
　同運輸局によると、同社は「運転中は携帯の電源を切りかばんに入れるよう指導していた」としているため、同日は運輸局の鉄道部調整官ら４人が監査に入り、指導方法や運転士の認知度の実態と再発防止策を調べた。
　ＪＲ東海は「携帯電話使用について指導してきたが、業務への厳正な取り組みについて再度、全乗務員に指導していきたい」としている。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031208-00000072-kyodo-soci