悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2003年12月06日(土) 11時54分

Qualcomm独占阻むCDMAチップ、来年登場へZDNet

 米Texas Instruments(TI)とSTMicroelectronicsが共同開発したチップセット採用の携帯電話が来年10月か11月、メーカー各社からデビューする。TI幹部が12月5日明らかにした。

 情報筋によると、これらの電話はCDMA方式を採用、CDMAが普及している北米、南米、韓国で発売される見通し。世界で11億台の携帯電話のうち、現在CDMAを採用しているのは20%程度。

 これまでメーカー向けにCDMAチップを独占的に供給していたQualcommは、TIとSTMicroelectronicsの携帯電話用チップで新たな競争に直面する。TIの発表に加え、Samsungも今年、独自のCDMAチップの生産を開始。ただ、同社のチップはSamsungの携帯電話にしか使えない。

 TIのワイヤレスチップセット担当マーケティングディレクター、トム・ポラード氏は「市場の20%は十分進出に値する。今現在、当社の市場シェアはゼロだが、これからシェアを獲得する」と語った。

 当面、両社は「CDMA2000 1xRTT」版のCDMAチップを生産する。この規格は米Verizon WirelessとSprint PCSのほか、カナダ、南米、韓国のキャリアが採用している。しかしポラード氏によれば、両社は高速規格のEV-DVを使ったチップの生産にも取り組んでいるという。CDMAキャリアの多くはこの規格の採用を将来計画に組み込んでいる。

 Qualcomm担当者は、チップ競争についてコメントすることはないと述べている。同社は最近、世界のCDMA電話の販売台数予測を、従来の1億600万〜1億800万台から1億1000万〜1億1200万台に引き上げたと、この担当者は言い添えた。(ZDNet)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031206-00000001-zdn-sci