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2003年12月05日(金) 12時06分

日本経団連、検定試験漏れでトヨタに「厳重注意」中日新聞

 【愛知県】日本経団連の奥田碩会長(トヨタ自動車会長)は四日、トヨタ社員による一級小型自動車整備士検定の学科試験問題漏れで、トヨタの張富士夫社長に対して厳重注意処分を行った。

 会員企業への経団連の処分は、容疑者の逮捕、起訴などを見極めた上で行うのが通例だが、経団連会長企業での不祥事だけに、会長自らが迅速な処分を決断した。現職会長の出身会社が不祥事で処分されるのは初めて。

 厳重注意の書面の中で、奥田会長は「今回の事態が生じたことは誠に遺憾」と指摘。トヨタに反省を促すとともに、再発防止策の徹底による信頼回復に全社を挙げて取り組むよう求めた。

 厳重注意処分は、経団連が定める六段階の中では最も軽いが「普通の会員企業なら、処分にはならないだろう」(事務局)としている。処分はこの日午後、経団連の和田龍幸事務総長がトヨタの神尾隆専務に厳重注意と再発防止、信頼回復を求める文書を手渡した。

 一方トヨタはこの日、全国の販売会社に対する本格的な事情説明と謝罪を始めた。トヨタは、問題が掲載されたホームページを閲覧した系列販売会社の受験生に合格を辞退するよう要請する。トヨタによると、ホームページにアクセスしたのは全国三百八社のうち二百四十社だった。(中日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031205-00000016-cnc-l23