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2003年12月05日(金) 19時34分

県内産牛肉の生産、流通履歴を開示するネット運用開始−−県 /福井毎日新聞

 福井県は今月1日から、県内産牛肉の生産、流通履歴を開示するトレーサビリティーシステム「あんしんふくいの食ネット」の運用を始めた。生産履歴の開示は広島、岩手など5県で先例があるが、流通情報の開示は例が少ないという。
 食ネットには、同県内の肉牛農家、酪農家ら52軒と55の食肉業者が参加。流通にかかわった農家、業者が売買情報を県に届け出ることで流通経路を把握する。
 小売店で販売される牛肉には、10けたの個体識別番号がシールやカードなどで明示されており、食ネットのホームページ(http://www.shokunet−tikusan.jp)でこの番号から検索。牛の飼育施設▽牛海綿状脳症(BSE)検査情報▽飼料情報▽衛生・予防情報▽肉の流通——などを閲覧できる。
 県は福井市、大野市、小浜市と春江町の小売店計4店舗にタッチパネル式の端末を設置。そこでも履歴を確認できる。
 BSEまん延予防と牛肉の信頼向上などを目的に、国は今月1日から生産段階について個体識別番号による牛の個体情報を確認できる制度の運用を開始した。これに合わせて福井県でも、消費者に生産・流通情報を提供しようと、食ネットの運用を始めた。
 県農畜産課は「システムを通して消費者に安全、安心な牛肉を提供する」としている。
 【川口裕之】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031205-00000005-mai-l17