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2003年12月05日(金) 13時07分

絶対に代理人だ!巨人の強弁に選手会も反旗夕刊フジ

 代理人戦争、戦火拡大! 上原投手の代理人交渉を巡り、ゴタゴタ続きの巨人。あくまでも「代理人ではない」と主張する三山球団代表に対して、プロ野球選手会が真っ向から反旗を翻した。

 4日、大阪市内のホテルで行われた日本プロ野球選手会定期大会。セ・パ12球団から35選手が出席したこの大会でも、やはり最大の議題は上原の代理人問題だった。

 「ファクスを送らなければ代理人として認められないなどという条件は、選手会として知らされていないし、合意もしていない。要は、誰が代理人を務めるのかが、分かればいいわけです。上原選手の代理人も実際に本人が顔を合わせて名刺を渡しているわけですから、それで十分でしょう。『ファクスがないから代理人じゃない』というのは、全くおかしな話です」と古田会長。

 さらに、「巨人が言うようなアドバイザーを認めてしまえば、誰が交渉してもいいことになってしまう。これは逆に大問題になるでしょう」と、“三山理論”をバッサリと切り捨てた。

 確かに、三山代表のやり方では、問題のある代理人を規制することができなくなり、選手、球団の双方に損害を与えることにもなりかねない。巨人があくまでも「代理人」を否定して「アドバイザー」を押し通すのなら、あしき前例として、今後に大きな問題を残すことにもなる。

 当然、12球団の全選手にかかわる問題でもあり、選手会としても見過ごすわけにはいかない。古田会長は、「上原選手はちゃんとした手順を踏んでいるし、正式な代理人交渉です。もちろん、全員で全面的にバックアップします。100人が白い紙を見て、99人が『白だ』と言っているのに1人だけが『赤』と言っているようなものでしょう。明らかにおかしいし、このままあやふやなままで終わらせるつもりもない。当然、選手関係委員会でも話題にします」と宣戦布告。

 珍妙な理論を振りかざす三山代表に、真っ向から対決する構えだ。

 三山代表にしてみれば、まさに、12球団の全選手を敵に回してしまった格好。渡辺オーナーへの忠義もあって、あくまでも代理人を否定し続ける三山代表だが、果たして、その強弁がどこまで通用するか…。(夕刊フジ)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031205-00000020-ykf-spo