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2003年12月05日(金) 13時12分

RIAAの個人追及、真の成果は?ZDNet

 全米レコード協会(RIAA)は、個人のP2Pユーザーを標的にした法的措置で成果を強調しているが、少なくとも一部では、この見方に相反する統計が出ている。

 KazaaなどP2Pソフトの利用はRIAAが6月に個人追及の姿勢を見せて以降、半分に減ったとの統計がある。一方で別の統計によれば、ファイル交換件数は過去最高に達している。

 Nielsen//NetRatingsの統計では、Kazaaのユーザー数はピークだった6月の月間700万人から着実に減り続け、11月には320万人に落ち込んだ。

 しかしこのNielsenのデータに対しては、米国内の家庭ユーザーのみを対象にしていること、および自分がモニタされていることを知っているユーザーのみの統計であることを理由に批判も出ている。つまりこうしたユーザーは、自分がやっていることが法に触れるかもしれないと分かればKazaaの利用をやめる確率が最も高いというわけだ。

 一方、P2Pネットワークの総合的な利用傾向を調査しているBig Champagneによれば、ファイル交換は全体では増加している証拠がある。KazaaのFastTrackネットワークを利用しているユーザー数は夏にかけてある程度落ち込んだが、10月の同時ユーザー数は過去最高の560万人に達したという。

 RIAAプレジデントのケアリー・シャーマン氏は、ネットワーク上で何が起きているかを真の意味で把握できる手段はないと指摘。「最終的な成功は、合法的なオンラインサービスが浸透しているかどうかだ。これまでのところは大きな成果を上げている」と話している。→詳細記事(ZDNet)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031205-00000016-zdn-sci