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2003年12月05日(金) 12時05分

心臓に穴、検査針の可能性 東京医大病院で死亡の患者共同通信

 東京医大病院(東京都新宿区)で男性患者が胸骨に針を刺し骨髄液を採取する検査後に死亡した問題で、心臓に直径5ミリ程度の穴があいていたことが5日分かった。検査針が心臓を傷付け、死因となった可能性が高い。
 同病院は先月20日の記者会見で「死因は分からない」としたが「警察からの要請で公表を控えていた。隠ぺいしていたわけではない」と釈明している。
 患者は白血病の疑いがあった70代の男性。今年3月、胸骨に針を刺して骨髄液を採取する「骨髄穿刺(せんし)」と呼ばれる検査を受けた直後に心臓が停止。開胸手術をし、心臓を手でつかんでマッサージしたところ心拍を再開したが、こん睡状態のまま4月に死亡した。
 開胸の際、心臓の肺動脈と右心室の境界部分に直径5ミリ程度の穴があき、出血しているのを医師が確認したという。(共同通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031205-00000103-kyodo-soci