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2003年12月05日(金) 12時08分

東京医大の患者死亡、検査の針が心臓に穴開けた可能性読売新聞

 東京医科大学病院(東京・西新宿、臼井正彦院長)で今年3月、70歳代の男性患者が白血病の検査で胸骨に針を刺された直後に意識不明の重体になり、約2か月後に死亡した問題で、同病院が厚生労働省や東京都に対し、「針が心臓に穴を開けた可能性がある」と報告していたことが分かった。

 病院側は先月20日に記者会見を開き、男性患者の死亡の事実を明らかにしたが、心臓に穴が開いていたことは説明していなかった。

 報告によると、心臓の穴は直径5ミリほど。病院側は胸の中心部にある胸骨に直径約2ミリの検査針を刺し、骨髄液を採取する検査の際、骨の下にある心臓まで針が突き刺さった可能性があるとしている。

 報告ではこの穴から血液が漏れ、心臓のまわりを包んでいる心膜と心臓の間にある心膜腔にたまって心臓を圧迫する「心タンポナーデ」と呼ばれる症状を起こし、一時心停止に陥ったとしている。

 同病院の飯森真喜雄副院長は「骨髄穿刺の針が心臓に穴を開けた可能性は否定できない。警察の原因究明の妨げになるので、記者会見では説明できなかった」と話している。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031205-00000404-yom-soci