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2003年12月05日(金) 22時57分

新機種待ち? 停滞続くドコモ/ボーダフォンの契約数、auが圧倒MYCOM PC WEB

電気通信事業者協会(TCA)は、携帯電話・PHSの11月末現在の事業者別契約数を公表した。携帯電話は前月比0.4%増の7,928万700契約、PHSは同0.5%減の525万6,400契約だった。NTTドコモはPDCで下げ幅が拡大し、FOMAでは伸びがやや鈍ったため、全体の純増数は6万程度にとどまった。

事業者別の契約数は、NTTドコモが4,525万1,400契約で、前月比63,800増だった。au(KDDI・沖縄セルラー)は同23万9,300増で1,568万7,700契約、ボーダフォンは同35,500増で1,465万9,800契約、ツーカーグループは同5,300減の368万1,800契約だった。前月に引き続き純増数はauが首位で、ドコモ、ボーダフォンを圧倒した。

3カ月連続で純減を続けるドコモのPDCは下げ幅が拡大、同22万5,500減の4,362万5,500契約、前月30万を超えていたFOMAの純増数はやや落ち着き、同28万9,300増の162万5,900契約。結果、全体の純増数は伸び悩みauに大きく純増数で水をあけられる格好となった。CDMA2000 1xは相変わらず好調で同50万9,400増の1,117万400契約。苦戦が続くボーダフォンのW-CDMAは同4,600増の93,200契約だった。

年末商戦に向けた新機種発表ラッシュが各社から続いたが、auでは今後さらにFMラジオ搭載の「A5503SA」や2メガピクセルカメラ搭載の「A5403CA」、ブロードバンドケータイ「W11K」などが発売を控えている。ドコモは年末商戦の中心となる505iSシリーズが後3モデル発売されておらず、来年1月には新FOMAが登場予定。ボーダフォンも、アナログTVチューナー内蔵「V601N」、バウリンガルケータイ「V601SH」などが12月発売であり、各社とも新しい携帯電話を準備している。11月はそれらを待つユーザーの買い控えがあったとも考えられ、12月から来年にかけて、契約数の拡大が見込めるだろう。

PHSは低調が続き、DDIポケットが同4,300減の292万3,300契約、ドコモが同11,200減の163万9,500契約、アステルグループが同12,033減の69万3,600契約だった。

NTTドコモ、FOMA新機種は年明け早々に発売へ、OSはSymbianとLinuxを推奨
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/12/04/32.html

九州地区のアステルPHSが停波、サービス終了へ
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/11/19/06.html

FOMAへの移行より鮮明に 携帯電話純増ではauが首位、ボーダフォン低調続く
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/11/10/21.html

好調のドコモ、不振のJ-フォン、明暗分かれる7月の携帯電話契約数
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/08/07/16.html

電気通信事業者協会(TCA)
http://www.tca.or.jp/

(MYCOM PC WEB)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031206-00000092-myc-sci