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警視庁機動隊の元警部上野教一被告（４９）＝収賄罪で起訴後に懲戒免職＝が知人の会社役員から約１０００万円のわいろを受け取ったとされる汚職事件で、警視庁は５日、会社役員から接待を受けたなどとして、同僚や部下の警察官５人について減給や戒告の懲戒処分とした。ほかに６人を訓戒処分、３１人を口頭注意した。
また、その後の調べで上野元警部が別の業者から１千数百万円を受け取っていたことがわかったが、職務上の便宜供与は確認できず収賄容疑での立件を見送った。
調べでは、懲戒処分を受けた第９機動隊の巡査部長（３６）ら４人は、９７年１０月から昨年１２月にかけ、数十回にわたって上野元警部に誘われて飲食店で接待を受け、１回当たり数千円の代金を会社役員に支払わせていた。当時竹の塚署交通課長だった警視（５８）は００年４月、上野元警部の依頼で会社役員の路上駐車に対し反則切符を交付しなかった。
一方、上野元警部は知人のパチンコ業者から９９年以降、合計で１千数百万円の現金を受け取っていた。この業者が親族との間に抱えていたトラブルを、仲裁して解決した謝礼だったという。
(12/05 22:24)