2003年12月04日(木) 14時37分

麻酔剤大量投与で患者死亡させた准看護師を書類送検（読売新聞）

　東京都足立区の総合病院「東和病院」（八木繁院長）の女性准看護師（３３）が、入院患者の検査の際、麻酔剤を大量に投与して患者を死亡させたとして、警視庁綾瀬署は４日、この准看護師を業務上過失致死の疑いで東京地検に書類送検した。

　調べによると、准看護師は今年６月１１日、入院中の無職女性（当時８５歳）の頭部をＭＲＩ（磁気共鳴画像）検査しようとした際、女性が頭を動かして検査が出来なかったため、麻酔剤を投与したが、１０分の１程度に薄めなければならない溶液をそのまま注射した疑い。女性は低酸素状態と薬剤性ショックで死亡した。

　麻酔剤を使うかどうかは医師が判断しなければならないが、準看護師は医師の指示を仰いでいなかった。（読売新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031204-00000306-yom-soci