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2003年12月04日(木) 15時24分

脱落タイヤでの母子死傷、金属疲労でハブ破損が原因読売新聞

 横浜市瀬谷区で昨年1月、三菱自動車工業(本社・東京都港区)製のトレーラーのタイヤが走行中に外れ、直撃を受けた母子3人が死傷した事故で、警察庁の科学警察研究所が、車軸とタイヤ本体を連結する「ハブ」と呼ばれる部品が長年の使用で金属疲労を起こし、破損したことなどが事故原因とする鑑定結果をまとめたことが4日、分かった。

 同社製大型車を巡っては既に、同様の事故が過去10年間に34件と頻発していたにもかかわらず、社内に事故情報が十分に伝わっていなかったことなどが判明している。

 神奈川県警の捜査本部は、鑑定結果によっても、こうした社内の安全管理の不徹底でハブが破損した疑いが裏付けられたとしており、捜査は、業務上過失致死傷容疑での立件に向けて最終の詰めの段階に入った。

 捜査本部は今年10月、業務上過失致死傷容疑で三菱自工本社など計3か所を捜索し、関係資料を押収。ハブの構造や社内の安全管理体制などについて調べを進める一方、事故原因について科警研に鑑定を依頼していた。

 事故は昨年1月10日午後3時50分ごろ、横浜市瀬谷区下瀬谷の県道で発生。同県綾瀬市の運送業の男性(55)の大型トレーラーの左前輪(直径約1メートル、幅約30センチ、重さ約140キロ)が走行中に突然外れ、歩道を歩いていた神奈川県大和市上和田、主婦岡本紫穂さん(当時29歳)の背中を直撃した。岡本さんは即死し、岡本さんが連れていた長男(当時4歳)と二男(同1歳)も手や頭に軽いけがを負った。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031204-00000409-yom-soci