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2003年12月04日(木) 07時26分

問題漏洩、「日産に勝ちたかった」 調査にトヨタ社員朝日新聞

 トヨタ自動車の社員が「1級小型自動車整備士技能検定」の試験内容を漏洩(ろうえい)した問題で3日、トヨタ首脳はこの社員が社内調査で「昨年の試験は日産自動車より合格実績が悪かったので、今年は実績を引き上げたかった」などと動機を説明していることを明らかにした。

 自動車整備士は国土交通大臣が認定する国家資格で、技能検定には1級、2級、3級、特殊(タイヤや電気装置)など全14種類ある。2級、3級、特殊の整備士は全国で計33万人いる。

 1級は、制度こそあったが、業界では特に必要性を認めてこなかったため、試験も行われていなかった。しかし、02年度に初めて「小型」の試験が始まり、ハイブリッド車など高度なシステムの自動車の登場ともあいまって重要性が高まった。業界では1級取得者を「カリスマ整備士」などと呼んでいるという。

 02年度の第1回試験では、トヨタは約150人が合格、日産は約140人で、合格者数では業界トップの面目を保った。しかし、販売シェアが日産の約2倍あり、受験者も多いトヨタは合格率で日産を下回った。このため、この社員は「今年は実績を引き上げたいと考え、つい問題を漏らしてしまった」と社内調査で話しているという。

 トヨタは販売各社に対し、点検・修理などアフターサービスの充実を求めている。10兆円といわれるアフターサービス市場で、トヨタ系列のシェアは9%。新車販売シェアの40%超に比べると拡大の余地が大きいと見ている。

 トヨタは1級整備士を全国約5千店に最低1人ずつ配置することを努力目標としていた。新車の伸びは期待薄で、各販売会社は「整備部門は顧客との接点」と積極的になっている。「有能な整備士がいるかどうかが店の実力差になる」(販売会社幹部)という事情がある。(12/04 07:25)

http://www.asahi.com/national/update/1204/005.html