2003年12月04日(木) 02時21分

医療ミス？：食道がん患者に糖尿病患者の処方せん　後日死亡（毎日新聞）

　横浜市の社会保険横浜中央病院（坂田寿衛院長、同市中区）で、食道がんの手術を受けた男性患者（６６）が、誤って別の男性患者の糖尿病の処方せんや薬を渡され、後日死亡していたことが分かった。届け出を受けた神奈川県警加賀町署が男性の遺体を司法解剖した結果、死因は肺炎だった。しかし、同署は病院関係者から事情を聞くなどして、死亡との因果関係を調べる。

　病院関係者によると、男性は食道がんの手術を７月に受け、９月中ごろに退院。同月下旬に外来で訪れた際に、受付機で「外科診察」のスイッチを押し間違え、「内科薬」を押してしまったという。このため病院側は同姓の男性と取り違え、糖尿病の処方せんを書き、血糖値を抑制する薬を渡したという。男性は数日後、病院に救急搬送され、１０月に死亡したという。

［毎日新聞１２月４日］ ( 2003-12-04-02:21 )

http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20031204k0000m040162001c.html