2003年12月04日(木) 03時48分

武富士会長、探偵側への報酬も指示　「削れば盗聴漏れる」と武井容疑者（共同通信）

　武富士による盗聴事件で、盗聴を実行していた「アーク横浜探偵局」に支払う報酬について、会長の武井保雄容疑者（７３）が、元渉外担当の中川一博容疑者（４２）に対し「費用を削ればそこから（盗聴が）漏れる」と話していたことが４日、分かった。
　警視庁捜査二課は、武井容疑者が、違法行為が発覚するのを防ぐため盗聴費について指示していたとみている。
　関係者によると、盗聴に対する報酬は交通費などの経費を含め、１日当たり２０万円程度だったが、中川容疑者は「アーク横浜探偵局」代表の重村和男容疑者（５７）と交渉して１５万円に減額。武井容疑者に報告したところ、同容疑者は報酬を削減しないよう指示したという。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031204-00000006-kyodo-soci