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2003年12月04日(木) 22時28分

盗聴被害の取材者と元警部、情報漏えい容疑で書類送検読売新聞

 消費者金融「武富士」の盗聴事件で、元課長の中川一博被告(42)らに電話を盗聴されていたフリーのジャーナリスト(57)に対し、警視庁の元警部(63)が捜査情報を漏らしていた疑いが浮上、同庁捜査2課がジャーナリストと元警部を地方公務員法(守秘義務)違反の疑いで東京地検に書類送検していたことが、4日わかった。

 調べによると、元警部は生活安全部の警部補だった2001年2月ごろ、ジャーナリストから電話で捜査情報を提供してもらった際、関係者の犯罪歴を漏らした疑い。

 同課は、中川被告が武富士社内から持ち出した計71本の盗聴テープを入手、内容を分析した結果、東京都港区にあるジャーナリストの事務所の電話を盗聴したテープの中に、2人の会話が録音されているのを確認した。会話は1分程度。元警部は一昨年3月に定年退職している。

 ジャーナリストは読売新聞に「捜査協力のつもりで情報を伝え、犯罪歴を聞いた。情報を第三者に漏らしたことも、記事にしたこともない」と話している。

 一方、捜査2課は4日午後、元警部から情報を得ていたジャーナリストの電話も盗聴していたとして、中川被告ら4人を電気通信事業法違反(通信の秘密の侵害)容疑で再逮捕した。他に再逮捕されたのは、横浜市の探偵事務所「アーク横浜探偵局」代表重村和男(57)、同事務所の元従業員で調査業市川宣幸(36)、同橋本勝志(33)の3容疑者。

 調べによると、中川被告らは2001年1月下旬から2月中旬にかけて、ジャーナリストの事務所の電話回線に盗聴器を仕掛け、通話内容をテープに録音するなどした疑い。中川被告ら4人は容疑を認めているという。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031204-00000213-yom-soci