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2003年12月03日(水) 20時19分

プロ野球:上原代理人問題 巨人側の球団代表が発言を一部訂正毎日新聞


 プロ野球・巨人の上原浩治投手の代理人交渉問題に絡み、三山秀昭球団代表は3日、発言の一部を訂正することを明らかにした。三山代表は上原の交渉代理人を務めた加藤君人弁護士から「代理人交渉でないなどとする発言は事実に反する」との警告書を受け取っており、同日中に郵送した回答の一部を記者団に公表した。

 上原が先月27日に弁護士同席で契約締結した後、三山代表が上原の代理人交渉の手続きに不備があったことを指摘して「代理人交渉ではなかった」と言明した。その際、手続きの不備を「(加藤弁護士も)お分かりになっていた」と断定したうえで、「双方が知恵を出し合った」と事情を説明していた。巨人は代理人交渉を「好ましくない」(三山代表)として認めない姿勢を打ち出していた。

 三山代表によると、記者団に対する説明の中で、加藤弁護士を代理人と認知するかどうかの部分で「1回目にお会いした時に、この部分についての着地点はこういうところで、と合意していました」と発言したが、「1、2回目の話し合いで契約締結後は双方がそれぞれの立場を主張しあうことで着地点を見いだせたと判断した」と訂正した。

 警告書では、三山代表の発言の中で(1)今回は代理人交渉に当てはまらない(2)加藤弁護士もそれを分かっていて、大人の対応をしてくれた。1回目にお会いしたときに着地点は合意していた(3)双方が知恵を出してこうした大人の対応になった——の3点を名誉棄損の発言だとしており、記者団に公表した訂正は(2)部分のみ。加藤弁護士は「名誉を回復するための何らかの措置を講じてほしい」と求めている。

 三山代表は「(警告書に対する回答の中で)加藤弁護士には懇切丁寧に説明してますが、相手に届く前には言えない」と説明している。加藤弁護士は「現時点では何とも言えない。回答を見てから対応を決めたい」と語った。【徳丸威一郎】

[毎日新聞12月3日] ( 2003-12-03-20:19 )


http://www.mainichi.co.jp/news/flash/sports/20031204k0000m050080000c.html