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2003年12月02日(火) 00時00分

1年間で5447人に過料、吸い殻1000→30本に激減 先べんの千代田区は… 東京新聞

 小金井市が一日、市内三駅周辺を路上禁煙地区とする条例を施行した。府中市も同様の条例案を十二月議会に提案するなど、路上禁煙禁止の輪は着実に広がっている。先べんをつけた千代田区など、二十三区の先進自治体の動きを追った。

 歩きたばこに二千円の過料を科す「生活環境条例」を全国で初めて施行した千代田区は、昨年十一月一日の罰則適用から一年間で五千四百四十七人を過料処分にした。

 区内の九地区を路上禁煙地区に指定し、指導員がパトロール。路上喫煙を確認できた人には、条例を知らなくても全員から過料を徴収している。納付書を受け取っても支払わない人には督促状を送付。自宅や勤務先などへも連絡し、必要な場合は訪問して徴収する。

 区が秋葉原地区の四地点で調べたところ、一年間で吸い殻が約千本から三十本に減るなど成果を上げている。石川雅己区長は「さらなる条例の浸透のため、踏み込んだ取り組みをしていきたい」と意欲を見せる。

 品川区は、十月一日からJR大井町駅周辺など四地区で路上喫煙に千円の過料を科す条例を施行している。弾力的な運用で、条例を知っていても吸い続けるなど悪質な人に対してのみ徴収している。十一月末までの過料処分は八人。

 杉並区は十月から、高円寺などJRの三駅周辺を路上禁煙とし、来年四月からの罰則適用を検討している。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20031202/lcl_____tko_____001.shtml