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2003年12月01日(月) 20時11分

オレオレ詐欺急増 県警が金融機関に協力要請 慌てた様子の依頼客に注意 /和歌山毎日新聞

 電話で身内を装い、勘違いした相手に金を振り込ませてだまし取る「オレオレ詐欺」の被害急増を受け、県警捜査2課は県内の金融機関に、慌てた様子の振り込み依頼客に注意を促してもらうよう協力を要請した。金融機関の窓口で、被害を未然に防止するのが狙い。同課は「窓口の一言で、気が動転している被害者に冷静さを取り戻してもらえるのでは」と期待している。 【花牟礼紀仁】
 要請先は銀行、信金、JAなどで組織する県金融機関防犯対策協議会(435店舗)と郵便局(317局)。同課によると、今年4月〜11月24日の県内の被害件数は20件(未遂5件を含む)。11月だけで13件が発生した。子や孫を装い「交通事故を起こした」「今日中に借金を返さなければならない」などとだまし、指定口座に金を振り込ませる手口が大半。よく確認せずに慌てて振り込む被害者がほとんどで、特に高齢者が標的にされている。
 慌てた様子で振り込みや多額の預金引き出しに来た客に、窓口の係員から「身内の方への振り込みですか」「詐欺被害が多いですが、大丈夫ですか」などと、声をかけてもらうよう求めた。具体的には、振り込み先が他府県▽振り込み先と依頼者の姓が異なる——などを判断のポイントにするという。
 同課は「金融機関の機転で、実際に被害を防げたケースも複数ある。高齢者は、自動振り込み機より窓口を利用する機会が多いので、有効な防止策になるはず」としている。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031201-00000001-mai-l30