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2003年11月29日(土) 00時17分

IDE機器などに使われるマスター/スレーブは差別的表現?MYCOM PC WEB

IDE機器などで、デバイスの関係を表すマスター(Master:主人)/スレーブ(Slave:隷属)という言葉は、一般的には不快感を与える言葉だとして、ロサンゼルス郡が表現の変更を促している。

ロサンゼルス郡では、今年5月に保護監察局の職員が、ビデオ機器にマスター/スレーブという表現が使われていることに気づき、差別解消措置に基づいた意見書を郡事務所に提出していた。この主張を検討した郡事務所が、11月中旬から家電メーカーや部品製造業者などに表現の変更を求める文書の送付を開始した。

文書には「不快感を与えたり、中傷しているようなイメージを持たれる表現は避けるべきである」と記されている。ただし、マスター/スレーブに関しては、「業界に定着した表現であることを理解しており、マスター/スレーブと記載された機器の販売差し止めを求めるつもりはない」とロサンゼルス郡事務所はコメントしている。

すでに対応の約束を伝えてきたメーカーもいくつかあり、マスター/スレーブの代わりにプライマリー/セカンダリーの使用などが検討されているという。だが、コンピュータのハードディスクや光学ドライブなどの場合は、IDEポートのプライマリー/セカンダリーと混同される可能性がある。まずは、試験的にロサンゼルス郡向けの製品だけで対応しながら、ユーザーの反応を見ることを検討しているメーカーもあるそうだ。

(Yoichi Yamashita)

ロサンゼルス郡
http://lacounty.info/

(MYCOM PC WEB)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031129-00000092-myc-sci