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2003年11月28日(金) 20時37分

<医療ミス>腹腔鏡手術受けた男性が死亡 福島県立猪苗代病院 毎日新聞

 福島県猪苗代町の県立猪苗代病院(土屋敦雄院長)は28日、胆のう摘出のための腹腔鏡(ふくくうきょう)手術を受けた会津地方の男性患者(67)が、手術ミスによる出血性ショックで死亡したと発表した。挿入器具で動脈を傷つけていたことに気付かなかったミスとみられる。

 病院によると、男性は胆のう腫瘍(しゅよう)の治療のため今月18日に入院。19日午後、開腹せずに腹部4カ所に穴を開けて手術器具を挿し入れる腹腔鏡手術を受けた。臨床医経験が10年以上で、これまで約40例の腹腔鏡手術を経験している外科医(39)が執刀したが、胆のう周辺の動脈が通常と違う珍しい配置だったことに気づかず、静脈と誤って動脈を切断。開腹手術に切り替えて止血し、胆のう摘出手術を終えた。

 しかし、同夜に男性の容体が悪化し、別の病院に転送。20日未明に受けた止血手術で、誤って切断したのとは別の場所の動脈にも5ミリほどの傷があることが分かった。男性は22日朝、死亡した。別の場所の傷は、挿入器具のはく離かんしによるものらしい。【岩佐淳士】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031129-00000049-mai-soci