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2003年11月28日(金) 00時00分

旅行保険、入る際にはカメラの“扱い”の確認をZAKZAK

 海外の大学でかぎを掛けずにロッカーに入れたカメラを盗まれ、「旅行保険の対象の携行品ではない」として保険金の支払いを拒否された関西の国立大大学院法学研究科助教授(36)が、三井住友海上火災保険(東京)に約6万円の支払いを求めた訴訟の控訴審判決が27日、大阪高裁(竹原俊一裁判長)であった。

 訴訟では「携行する」という言葉の解釈が争われ、同社側は「カメラは置き忘れで管理下になく携行品ではない」と主張したが、竹原裁判長は「『携行』とは一般的に(旅行に)持っていくことで、カメラは携行品に当たる」と判断。請求を棄却した一審判決を変更し、同社に1万7000円の支払いを命じた。

 助教授は「支払いを拒否されたときにおかしいと感じた。結果的に大きなコストがかかったが、認められてよかった」と話している。

 判決によると、助教授は2002年8月、研究のためドイツに旅行。日本から持っていったカメラを大学研究棟のロッカーに入れ、約30分離れた間に盗まれた。

 同社広報部は「判決の内容を十分検討し対応を決めたい」としている。

ZAKZAK 2003/11/28

http://www.zakzak.co.jp/society/top/t-2003_11/1t2003112808.html