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2003年11月27日(木) 00時00分

食品表示について初調査/東北農政局朝日新聞・

  東北農政局は今年度上半期に東北6県で初めて実施した食品の表示調査の結果をまとめた。調査は「食の安全・安心」を確保することが狙い。同局の職員らが小売店を訪問し、JAS法に基づいた適切な表示をしているかをチェックした。

  生鮮食品の表示については4〜9月に1342店舗で約25万点の名称、原産地の表示を調査。

  農畜水産物を販売していた小売店1231店舗のうち、全商品の8割未満にしか「名称」を表示していなかったのは7・7%(95店舗)だった。一方、「原産地」の表示がなかったのは15・5%(191店舗)にのぼった。米穀を販売していた小売店のほとんどは表示が適切だったという。

  名称が表示されていなかった品目は野菜が2・1%と最も多く、続いて果物1・8%、その他(雑穀、きのこなど)1・6%。原産地が表示されていないのは果物が4・8%で、野菜4・7%、水産物4・4%の順だった。

  また、7〜9月には有機農産物を販売していた40店舗の101商品を調査。有機農産物として販売するにはJAS法に基づき、「有機JASマーク」の表示が義務づけられているが、1割にあたる4店舗でマークが欠落したまま販売されていた。そのうち3店は有機農産物でない農産物を「有機」と表示していた。

  農政局では口頭や文書で指導を行い、改善が見られない場合は、生鮮食品はJAS法に基づく指示、有機農産物の場合は有機表示の除去・抹消命令など出して事業者の名前を公表するという。農政局は「表示は消費者が商品を選択する時の一つのよりどころ。今回の調査で大部分は適切な表示だったが、100%に近づけるよう、事業者などに呼びかけていきたい」としている。
(11/27)

http://mytown.asahi.com/miyagi/news02.asp?kiji=4680