2003年11月27日(木) 20時22分

利用停止など４６０９件　銀行口座の悪用が急増（共同通信）

　全国銀行協会は２７日、ヤミ金融業者やいわゆる「おれおれ詐欺」などによる銀行口座の不正利用に対抗して、銀行が口座を利用停止や強制解約などにした事例が、今年４月から９月までの半年間で４６０９件に上ったとの調査結果を公表した。
　調査は全国の１８３行を対象に実施。事例は４−６月の９９６件に対して、７−９月には３６１３件と急増しており、銀行口座が悪用される被害の拡大を示した。
　不正利用された口座は、ヤミ金融業者が返済用として使ったり、インターネットの利用者に架空の代金請求をした際の振込先として使用、電話などで親族と偽って送金を受ける「おれおれ詐欺」の振り込み口座も増えている。
　利用停止の件数は、昨年４月から今年７月までの１年４カ月間を対象とした前回調査（１３５行）では、１１０４件だったのに対して、今回は半年間で３２４５件に達した。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031127-00000223-kyodo-bus_all