悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2003年11月27日(木) 19時02分

「苦しみたい」「謝罪を形に」=遺族と「対話」実現−オウム井上被告・東京高裁時事通信

 地下鉄サリンの殺人罪などに問われたオウム真理教元幹部井上嘉浩被告(33)=1審無期懲役=の控訴審公判が27日、東京高裁(山田利夫裁判長)であった。拉致され死亡した元公証役場事務長仮谷清志さん=当時(68)=の長男実さん(43)が検察側証人として出廷、同被告との「対話」が実現した。
 被告と直接話したいという実さんの希望に添い、互いの供述・証言について意見を述べる「対質」が行われた。
 実さんは証人尋問で「大切な父を殺され極刑でないことは残念」と述べ、「被告と直接話す機会があれば、本当に謝罪の気持ちがあるのか確かめたい」と訴えた。これに対し、弁護側が対質か被告人質問を求め、実さんが対質を選択した。
 井上被告は実さんの証言について「裁判を受けること自体、申し訳ない。生きている限り苦しみを科したい」と述べ、頭を下げた。一方、実さんは「苦しむことで私たちは助からない。(謝罪の気持ちを)何らかの形で遺族に発信していただきたい」と求めた。 (時事通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031127-00000645-jij-soci