2003年11月27日(木) 11時05分

＜弁護士報酬＞日弁連が「ガイド」作成　具体例で費用相場（毎日新聞）

　弁護士に訴訟や示談を頼んだ場合にかかる額の目安を紹介した「市民のための弁護士報酬ガイド」を、日本弁護士連合会が初めて作成した。「交通事故で１０００万円の賠償請求をした」「知人に貸した３００万円の返済を求める示談交渉を頼んだ」「傷害事件を起こした子どもの付添人になってもらった」など３１の具体例を挙げ、費用の相場をまとめている。

　全国の弁護士を対象に昨年秋に実施したアンケート結果を基に、着手金、報酬金の額を相談内容ごとに列記した。弁護士法改正に伴い、来春から弁護士報酬が完全自由化されるため、依頼者側はガイドを参考にして弁護士側の提示額が妥当かどうか判断できる。

　パスポートサイズで、無料。３万部を発行し、今後もアンケートを行うごとに改訂版を出す。問い合わせは日弁連（０３・３５８０・９８４１）か各弁護士会。【清水健二】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031127-00001023-mai-soci