2003年11月27日(木) 00時00分

上田知事　警官増　３年に短縮 マニフェスト実現計画決定　住基ネット『廃止』消滅 （東京新聞）

　上田清司知事は二十六日の定例会見で、知事選で掲げたマニフェスト（政権公約）のうち計二十六項目について、任期末の二〇〇七年度までの方針やスケジュールをまとめた「新生埼玉行動計画」を発表した。〇七年三月をめどに「行財政改革プログラム」を策定し、警察官の増員は期間を三年に短縮して実施する。　（加藤　文）

　警察官増員の前倒しについては警察庁が増員の方針を示したことで、マニフェストで四年間としていた千人増員を三年間での実施を目指す。

　住基ネットについては、マニフェストで「廃止を含めた見直し」を掲げていたが、行動計画では「セキュリティー対策の強化を推進し、県民の安心の確保を図る」とした。会見で上田知事は「今後、問題が発生すればその時点で考えたい」と述べた。

　埼玉高速鉄道延伸について知事は（１）鉄道事業にはある程度の長さの路線が必要とするスケールメリットの活用（２）二〇一五年までに（蓮田までの）開業が適当とする運輸政策審議会の答申を尊重（３）地元の期待（４）県とさいたま市、岩槻市が連携−とする延伸のための四原則を公表した。県の費用負担については「全くの無責任ということではない。検討委員会での議論がまとまれば、おのずと（負担について）議論する時期が来るはずだ」との認識を示した。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/stm/20031127/lcl_____stm_____000.shtml