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2003年11月27日(木) 00時00分

足立区の三菱ウェルファーマ工場跡 基準値30倍のダイオキシン 東京新聞

 製薬会社「三菱ウェルファーマ」(本社大阪市、小堀暉男社長)は二十六日、足立区梅田五の梅田工場跡地の土壌から、検出されてはいけないポリ塩化ビフェニール(PCB)と環境基準の三十倍のダイオキシンを検出したと発表した。

 同社の調査では、発がん性物質のPCBが四カ所、ダイオキシンのコプラナーPCBが三カ所で検出された。PCBは、水一リットルに対して土壌一〇〇グラムを溶かした分析で、最高〇・〇四一ミリグラムを検出。コプラナーPCBは、最高で環境省の環境基準の三十倍に当たる毒性等量三万ピコグラム(土壌一グラム中)を検出した。

 昨年十月、井戸水の定期調査でPCBが〇・〇〇一八ミリグラム(一リットル中)検出され、同社は今年三月からPCBを対象に土壌汚染調査を行っていた。同社は、一九六七年以前にコンデンサーなどの油抜き作業を行っており、作業中に油が漏れたことが原因と想定している。

 土壌汚染は深さ二メートル以内で見つかっており、同社は引き続き来年夏ごろまで、建物の下などの調査を続ける。敷地内の土壌は、アスファルトで覆うなど飛散防止策がすでに取られている。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20031127/lcl_____tko_____002.shtml