2003年11月25日(火) 12時41分

携帯電話会社の乗り換えはコストにも着目を（ZDNet）

　携帯電話会社を乗り換えた後も同じ番号を使い続けられるナンバーポータビリティ制度が11月24日から米国で施行されたが、企業が携帯電話会社を変更する場合、移行経費とサービスの品質にも目を向け、経費削減どころか余分なコストがかかる事態にならないようにする必要がある——。Gartnerが同日発表した報告書でこう指摘している。

　Gartnerによれば、企業はキャリアを変更することで、携帯電話サービスに費やす経費を最大35％削減できる可能性がある。しかし移行自体のコストがかさむ場合もあり、電話1000台を利用している企業の場合、移行コストは30万ドルに達することもある。

　Gartnerは企業に向けて、今後約6カ月は待つようアドバイス。それだけの時間があれば、キャリア各社の手順も定着し、サービスが停止してしまうリスクも軽減されるだろうとしている。

　同社によれば移行コストの74％は、新しい電話機とアクセサリ、バッテリーの購入によるもの。ディレクトリの変更やデータベースの更新といった業務上の変更はコストの16％を占め、残りは管理などの関連コストとなる。（ZDNet）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031125-00000030-zdn-sci