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2003年11月24日(月) 22時34分

高級温泉の割引宿泊券も 携帯業界サービスあの手この手朝日新聞

 市場が成熟しつつある携帯電話業界で、顧客の維持や取り込みをねらったサービス合戦が熱を帯びている。カメラ付きなど「機能」の目新しさを競う競争は一段落し、各社とも一風変わった販売促進や料金制度で勝負に挑んでいる。

 ボーダフォンは、2年間使い続けることを条件に、基本使用料を15%割り引く「ハッピーボーナス」を10月からスタート。来年1月31日までに契約した利用者に対し、高級温泉の割引(2000〜5000円)宿泊券や3000円分のエステ券などをプレゼントする。抽選で20人を対象に、プロゴルファーからコースでレッスンを受けられる特典もつけた。

 「業界全体で契約者の純増数は鈍化している。これからは業界間で『引き抜き』が激しくなるので、いかに長く契約してもらえるかがポイントになる」と同社。

 NTTドコモは、11月から、各料金プランに1カ月単位で組み込まれていた無料通話・通信料分について、使い切れない場合には2カ月間、繰り越すことができるサービスを始めた。

 手っ取り早い販売促進は基本料や通話料をじかに引き下げることだが、立川敬二社長は「これ以上、引き下げても、もはや売り上げを維持できるだけの通話量の増加を確保できないところまできた」とみる。10年前に比べると、利用料金は通話料で6〜7割、基本料で5割低下し、価格と利用量の関係を示す「価格弾性値」が低くなっている、という。今後はパケット(データ)通信を中心に、多様なプランづくりに取り組む。

 au(KDDI)は、28日からサービスを始める第3世代携帯電話「CDMA 1X WIN」で、はじめてパケット通信の定額制を導入する。インターネットやメールをひんぱんに使う利用者を対象に、他社からの取り込みをねらう。

(11/24 22:34)

http://www.asahi.com/business/update/1124/020.html