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2003年11月23日(日) 11時29分

<具志川市>トレーサビリティ導入で講演とシンポ琉球新報

トレーサビリティシステムの必要性について意見交換したパネルディスカッション=具志川市州崎のトロピカルテクノセンター    【具志川】「消費者の安心と信頼を得て健康ブランドの確立を」をテーマに「県産食品へのトレーサビリティシステム導入に向けた講演とシンポジウム」(主催・同開催実行委員会)が22日、具志川市のトロピカルテクノセンターで開かれ、県内での普及・啓発活動を推進する「食品のトレーサビリティを拡げる会」を設立した。会場には農業関係者や食品製造加工業者など約100人が訪れた。
 基調講演では、千葉大学大学院教授で食品トレーサビリティシステム標準化協議会の松田友義会長が「食の安全とトレーサビリティ(生産履歴)」と題し講演。また、全国で初めて豚肉に同システムを導入したがんじゅうの桃原清一郎社長が事例報告した。
 「沖縄型トレーサビリティシステム構築」と題し行われたパネルディスカッションは、同システムの必要性について意見交換。沖縄国際大学商経学部の廣瀬牧人教授は、市場外流通を中心に取引されている県産マンゴーについて「ブランド力の維持・強化を図るために栽培履歴情報を導入することが必要」と強調した。栄養士でオーディフの普天間初子社長は食育の視点から「自分が食べている食品の質を小さいころから教えていかなければならない」と話した。
 そのほか、琉球大学法文学部の伊波美智子教授や日本農業IT化協会の大松重尚主席開発アドバイザーらもそれぞれの立場から意見を述べた。(琉球新報)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031123-00000007-ryu-oki