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2003年11月23日(日) 19時01分

イレッサ、致死的副作用の説明なし=医師も危険認識せず−使用実態調査時事通信

 肺がん治療薬イレッサ(一般名ゲフィチニブ)による副作用死問題で、副作用の情報がきちんと医療現場に伝えられていなかった実態が民間団体「薬害オンブズパーソン会議」の調査で浮き彫りになった。23日都内で開かれたシンポジウムで発表された。
 同会議は、イレッサ使用後に間質性肺炎などで死亡した患者の遺族36人に、使用の経緯や心情についてアンケート調査を実施。うち9人からは面談で詳しい状況を聞き取った。
 副作用は「軽い」と説明を受けた人がほとんどで、致死的な副作用について説明を受けた人はいなかった。また医師側も、同剤をのみ始めて呼吸困難が現れた患者を退院させたり、「服用を続けるように」と指導するなど、死に至る可能性を全く警戒しておらず、処置が遅れた。 (時事通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031123-00000892-jij-soci