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2003年11月23日(日) 14時43分

インドの携帯、普及加速 年内にも利用者2千万人を突破朝日新聞

 インドで携帯電話の普及が加速している。利用者は毎月100万人程度のペースで増え、年内に2000万人を突破する勢いだ。通話料金が下がり、ビジネスマンから学生や商店主らにも使いやすくなった。米国の調査会社ガートナーは「07年までに利用者が7000万人に達し、アジア有数の市場になる」と予測している。

 インド携帯電話事業者協会(COAI)によると、9月末での利用者の総数は約1830万人になった。1年前に比べ2倍強の規模だ。大都市では携帯電話の広告板がいたる所にあり、通話代を払うプリペイドカードは道端の売店でも買える。

 通話料金はこの1、2年で急激に下がり、「世界でも最低水準」(COAI)だ。「エアテル」のブランド名で全国展開する最大手バルティでは、利用者が多いプリペイド契約で携帯への市内通話が1分間2.4ルピー(約6円)。サービスを始めた95年の約7分の1に下がっており、ブームに火がついた。

 最新機種の価格は安い物でも4000ルピー(約1万円)程度。中間所得層の月収に匹敵する高さだが、バルティのジョリー広報部長は、「今や主婦やタクシー運転手、野菜売りでも携帯電話を持つ人がいる。家に固定電話がない人も便利さに目覚めた」と話す。中には安い密輸品や中古品を買う人もいるという。

 事業者は各地域ごとに3、4社あり、利用者獲得競争は激化している。大手は、10月下旬の祭り期間中に国際通話料金を割り引くなどもしている。

 さらに、通常の携帯電話以外に、低料金で通話地域がほぼ一都市に限られる「WLL」と呼ばれる携帯端末の別方式も、今年に入って急速に加入者を増やしている。(11/23 14:43)

http://www.asahi.com/business/update/1123/004.html