悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2003年11月22日(土) 03時00分

武富士盗聴事件:会長の関与否定 拘置理由開示で元専務毎日新聞


 消費者金融大手「武富士」(東京都新宿区)をめぐる盗聴事件で、電気通信事業法違反ほう助の容疑で逮捕された元同社専務、小滝国夫容疑者(61)の拘置理由開示が21日、東京地裁で行われた。小滝容疑者は意見陳述で、96年ごろから調査会社に依頼して幹部社員7人の盗聴を行っていたことを明らかにした。武井保雄会長の関与については「誰にも相談することなく自らの判断で行った」と否定した。

 小滝容疑者は96年ごろから幹部社員の素行を調べるため、「アーク横浜探偵局」社長、重村和男容疑者(57)に幹部社員の盗聴や尾行を依頼したという。「人事部・人材開発部の責任者として独断で行った」と陳述し、「成果がなかったのが実情で、盗聴結果を会社関係者に話したことはない」と述べた。これらの盗聴はいずれも公訴時効(3年)が成立している。

 一方、元総務部課長の中川一博容疑者(42)が公判などで「小滝容疑者から引き継いだ」と述べていることについては、「手書きのリストを引き継ぎの社員に渡したが、中川容疑者に引き継いだものは何もない」と述べ、中川容疑者の盗聴をほう助したとする逮捕容疑を否認した。【三木陽介】

[毎日新聞11月22日] ( 2003-11-22-03:00 )


http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20031122k0000m040157000c.html