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2003年11月21日(金) 00時00分

オレオレ詐欺、県内被害は4355万円 3月〜今月未遂含め93件 東京新聞

 孫や息子になりすまして高齢者に電話をかけ、現金を振り込ませてだまし取る「オレオレ詐欺」の県内での発生が、最初に発生した今年三月から今月十一日までで、未遂を含めて九十三件、被害総額は四千三百五十五万円に上ることが二十日、県警の調べで分かった。県警は「まずは振り込む前に、必ず親族に確認して」と注意を呼びかけている。 (大杉 はるか)

■県警『振り込む前に確認を』

 発生を県内の警察署別に見ると、最も多いのが小山署管内(小山市・野木町)で十七件。次いで宇都宮中央署の十五件。六十代以上が、被害者全体の八割以上を占めていた。

 県警によると、十月ごろから詐欺の手口が巧妙、悪質化している。例えば警察官役の犯人が、「息子さんが居眠り運転で事故を起こした」と電話をし、電話を代わった息子役の犯人が泣きながら「ごめんなさい」と謝り、修理代などを振り込むよう請求する。また弁護士や闇金融業者、暴力団などを装ったり、中には女性が「わたし、わたし」と電話してくることもあるという。

 発生九十三件のうち未遂は三十一件。お年寄りが振り込みに来た際に銀行が窓口で気付いたり、かかってきた電話に「知り合いの警察官に聞いてみる」と答えて被害を免れた例もあるという。

 県警では「こちらが防御策をとると、犯人はさらに巧妙化する。賢くなった方の勝ち」と、巧妙化する手口に賢く対応するよう呼び掛けている。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/tcg/20031121/lcl_____tcg_____000.shtml