2003年11月20日(木) 00時00分

事故歴中古車の見分け方 飯田と伊那の両市内で勉強会 （東京新聞）

　不況を背景に、事故歴を隠した中古車が市場に出回ることが増えている状況を受けて、事故車の見分け方勉強会が、飯田市内と伊那市内で開かれた。

　南信地方に三店舗を持つ中古車販売の「トライアイ」（大平喜久代表取締役）が主催。日本自動車査定協会の認定査定士を講師に迎え、各会場で十人ほどの参加者が修復歴発見のポイントなどを教わった。

　主催したトライアイの大平取締役によれば、景気低迷の影響で経営難の中古車販売業者の中には、事故歴のある車を安く仕入れて通常の価格で販売する業者もいるという。勉強会で使われた車は、実際にトライアイの買取店に持ち込まれた事故歴を隠した車。中古車は事故歴の有無で二十万から五十万円の価格差が出るという。

　大平取締役は「中古車業者がみんなやっているわけではないが、業界全体に警鐘を鳴らす意味を込めて企画した」と話している。こうした勉強会は今後も開いていきたいとしている。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/ngn/20031120/lcl_____ngn_____003.shtml