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2003年11月20日(木) 18時00分

患者の体内に器具置き忘れ・三重の市立四日市病院日経新聞

 三重県四日市市の市立四日市病院(伊藤八峯院長)で、産婦人科の医師が同市内に住む60歳代の女性を手術した際に、腹腔(ふくくう)内に手術器具を置き忘れる医療ミスがあったと20日、同病院が発表した。

 再手術で器具を摘出、女性に体内の傷など大きな後遺症はないという。

 病院側の説明によると、女性は10月初旬に開腹手術を受けたが、約3週間後「おなかに異物感があり、痛みが続く」と訴えたため、エックス線検査で確認したところ、腹腔内に手術で使用した腸ヘラと呼ばれる金属性の器具(長さ約26センチ、幅約3センチ、重さ約135グラム)が残っていることが分かった。

 腸ヘラは靴べら状で、腹部を縫う際に腸を押さえるのに用いられる。医師が女性の腹部を縫合している間、別の20歳代の医師が腸に当てていたが、誤って腹腔内に落としたとみられる。この医師は「器具を落としたことに気づかなかった」と話しているという。術後の器具点検でも医師と看護師も見落としていた。〔共同〕(18:00)

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20031120AT3K2002L20112003.html