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2003年11月20日(木) 00時24分

少年事件:被害届50件を放置 茨城県警の6人処分へ毎日新聞


 茨城県警笠間署の生活安全課長らが94年から01年にかけ、被害届を受けた少年事件50件を適正な処理をしないまま放置していたことが19日、県警の調査で分かった。県警は同日、問題の期間中に同署生活安全課長と係長を務めた6人を本部長訓戒から所属長訓戒処分にすることを決めた。

 県警によると、放置されていたのは窃盗や傷害、恐喝など50件。いずれも既に被疑者少年が成人しているほか、18件は時効が成立している。被害届はすべて、捜査が終わった事件の書類が保管されている倉庫で見つかった。異動などで引き継ぎが十分にできず捜査が中断、放置されたケースがほとんどだったという。

 今年8月、同県ひたちなか市の男性(23)が中学時代の同級生から暴行を受けて死亡する事件が発生。この事件の捜査の過程で、被害者男性が約7年前の96年10月、この同級生らに関する傷害事件の被害届を笠間署に提出していたにもかかわらず、放置されていたことが分かり、県警が内部調査をしていた。

 栗原文雄・首席監察官は「不適切な事案が発生し、まことに遺憾。関係者や県民に心からおわびします」と謝罪した。【宋潤敏】

[毎日新聞11月20日] ( 2003-11-20-00:24 )


http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20031120k0000m040160000c.html