2003年11月19日(水) 00時00分

ＮＴＴとＫＤＤＩ 携帯好調で最高益 （東京新聞）

　通信大手三社の二〇〇三年九月中間連結決算が十八日出そろった。ＮＴＴとＫＤＤＩは、好調な携帯電話販売などを背景に、最終利益は過去最高を更新。一方、日本テレコムホールディングスは、固定通信事業の日本テレコム売却に伴い、同社株式の評価損を全額（千六百十三億円）処理し、赤字転落した。

　通信業界では、携帯電話事業が利益の大半を稼ぎ出しており、今回もその構図に変化はなかった。ＮＴＴはインターネット関連収入が「固定電話の減収をカバーして余りある」（和田紀夫社長）としているが、競争は激しく、収益の柱の一つに育つにはまだ時間がかかりそうだ。

　〇四年三月期業績は、ＮＴＴとＫＤＤＩが最終利益で過去最高益を見込む。日本テレコムホールディングスは、携帯電話事業に専念するが、固定通信事業の売却が響き、赤字転落を見込む。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20031119/mng_____kei_____003.shtml