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2003年11月18日(火) 21時31分

「訪問販売に注意」のステッカーで詐欺 大津市役所の委託業者をかたる京都新聞

売りつけられたにせのステッカー    大津市役所の委託業者をかたり「悪質訪問販売STOP」と書かれたステッカーを売る詐欺事件が市内であり、18日までに、女性ひとりがステッカーを1000円で買わされる被害に遭った。市消費生活センター(浜大津4丁目)は「市が個別にステッカーを販売することはない」として、注意を呼びかけている。
 センターによると、事件は16、7日に坂本と堅田地域で3件あった。30歳代半ばで身長165センチ前後の男が民家を訪れ「大津市生活環境課から委託を受けた業者だ」と強調。「訪問販売に対する注意事項」の文書やアンケート用紙を手渡し、さらに2色刷りのステッカー(縦8センチ、横5センチ)を「玄関に張ったら効果がある」と販売した。
 坂本1丁目の女性(60)はステッカーを1000円で購入し、領収書も受領した。残る2軒は市職員や自治会役員宅で、男の名乗った「市生活環境課」が実在しないことを知っていたことなどから「おかしい」と指摘。男は早々に立ち去ったという。
 注意事項の紙や領収書には東京都世田谷区の業者名が記されていたが、実在していない。記載された電話番号は新潟市の建設会社が1週間ほど前に設けたフリーダイヤルと同じで、設置当初から1日に2、3件、訪問販売に関する問い合わせと思われる電話がかかっているという。
 大津市消費生活センターの岸田茂子次長は「訪問販売への注意呼びかけがまさか悪質な訪問販売だとは思わない心のすきを突き、公的な機関の名をかたって家まで上がり込む悪質な手口。不審に思った場合は、その場で消費生活センターに電話をかけてほしい」と話している。 (京都新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031118-00000091-kyt-l25