2003年11月18日(火) 18時45分

視聴率工作はプロデューサー独断、１千万円流用（読売新聞）

視聴率操作調査委の江幡修三委員長（右）から報告書を渡され、深々と頭を下げる日本テレビの萩原敏雄社長 　 　日本テレビのプロデューサー（４１）による視聴率買収工作問題で、日本テレビ「視聴率操作」調査委員会（委員長＝江幡修三・元検事総長）は１８日、買収工作はプロデューサーの独断で行われ、制作費など約１００８万円を流用していた、などとする調査結果を発表した。

　同委員会の報告書によると、プロデューサーは、自ら３２０万円の資金を準備した上、日本テレビに約１００８万円を経費として架空・水増し請求。このうち約８７５万円を買収工作のために使った。工作と不正請求は、２０００年３月から今年７月まで日本テレビの７番組を含む計１３番組について行われた。

　動機については、「自己の立場と評価に強い危機感を覚え、視聴率獲得のためには何をやっても良い、との独断の下で行われた」としている。（読売新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031118-00000012-yom-soci