2003年11月18日(火) 00時00分

授業中けがで損害賠償判決 中野区、控訴しない方針 （東京新聞）

　中野区の区立小学校で昨年六月、家庭科の授業中に同級生が振り回したはさみでけがをしたのは担任教諭の注意不足が原因として、当時五年生の女児が区を相手取り損害賠償を求めた訴訟で、区側の過失を認定した地裁判決を受け同区は十七日、控訴しない方針を明らかにした。

　田中大輔区長は「訴訟で区の主張は尽くしており、それを踏まえての裁判所の判断であることから、判決を厳粛に受け止める」とコメントした。

　今月十日の判決では、「教諭には児童の危険な行動に注意する義務があった」などとして、区に約四十三万円の支払いを命じた。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20031118/lcl_____tko_____001.shtml