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厚生労働省の製造許可を受けていない医薬品の合成薬物「２ＣＴ−２」や「ＢＺＰ」などをインターネットで販売したとして、愛知県警は１７日、北九州市小倉北区須賀町、通信販売業八谷義博（３８）、東京都品川区小山５丁目、レンズ加工業木村椎一（５６）の両容疑者を薬事法違反（販売など）の疑いで逮捕した。
生活経済課と名東署の調べでは、八谷容疑者は５月〜８月に６回にわたって、インターネットのサイトで客を募り、福岡市中央区の女性（５６）ら３人に、小分けした２ＣＴ−２（２０ミリグラム）７個を合計３万２６００円で販売したほか、ＢＺＰ（２０ミリグラム）３個を合計８１００円で販売した疑い。
また、同課と瑞穂署の調べでは、木村容疑者は８月〜９月に３回にわたり、愛知県豊橋市の男性（２４）ら３人に、同様の手口で２ＣＴ−２（１０ミリグラム）１２本を合計９７６０円で販売した疑い。
２ＣＴ−２などは性的高揚感が高まる一方、幻覚や幻聴などの副作用があるとされるが、現行法では、使用者は処罰の対象にはなっていない。厚労省によると、ＢＺＰは今年１０月の麻薬取締法に基づく政令改正で麻薬として指定された。
(11/18 07:36)