2003年11月17日(月) 07時01分

社内システム接続、外出先からも安全利用（日経新聞）

　経済産業省はＮＴＴコミュニケーションズなどと共同で、空港やホテルなど外出先のどのパソコンからも企業の社内情報システムに安全に接続できる仕組み作りに乗り出す。ＩＣカードを使った個人認証など複数の技術を組み合わせる。専用の端末や回線以外から社内システムに接続できることで、業務の効率化や、在宅勤務など多様な働き方が可能になる。

　開発には日本ＩＢＭ、三菱地所、日本航空、コクヨ、京浜急行電鉄なども参加する。各社の事務所のほか羽田、伊丹、成田の3空港や駅、ホテルなどで12月から3カ月、実証実験を実施。各社が個別に開発した技術を経産省が主導して組み合わせ、互換性のある仕組みとして使えるようにする。安全面の実効性や新たなビジネスの可能性などを検討。2005年中の実用化を目指す。(07:01)

http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20031117AT1F1500316112003.html