2003年11月13日(木) 23時18分

暴行脅迫：加害生徒の親を殴る、被害生徒の父親逮捕　沖縄（毎日新聞）

　沖縄県浦添市で９月、中学１年の女子生徒（１３）が、中学２年の女子生徒６人から集団暴行されて大けがした事件で、浦添署は１３日、被害生徒の父親（４４）が加害生徒の保護者４人を殴ったなどとして、暴行と脅迫の疑いで逮捕した。

　調べでは、事件翌日の９月３０日午後１時ごろ、被害生徒が通う中学の校長室で、双方の保護者が再発防止策などを話し合うために集まった。被害生徒の父親は加害生徒の一人の父親（３４）の襟をつかみ「お前の仕事を徹底的に邪魔してやる」と脅し、５３歳と４２歳の母親２人の頭を平手で殴った疑い。また、同日午後６時半ごろ、同市の病院の廊下で、入院中の被害生徒の見舞いに訪れた別の加害生徒の母親（３５）の右肩をつかんで引きずり回した疑い。１０月末、４人から被害届が出された。父親は「襟首をつかんだだけで、暴行ではない」と否認しているという。

　集団暴行事件は、被害生徒と同じ学校と別の学校の２年生６人が、公園に被害生徒を呼び出し「生意気だ」などと殴ったり、けったりしたとされる。２人が傷害容疑で逮捕され、３人が補導、１人が書類送検された。

［毎日新聞１１月１３日］ ( 2003-11-13-23:18 )

http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20031114k0000m040135000c.html